ばなな歯科 ばなな矯正歯科恵比寿

Topics

2023.04.20小児矯正歯科矯正

小児矯正は何歳までにするべき?受診の目安や適切な年齢を解説!

やすお

子どもの矯正治療は何歳からはじめるべき?
自分の歯並びにも自信がなかったから、早く始めた方がいいのかな?

子どもの歯並びについて、さまざまな疑問や悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。子どもの性格やライフスタイルによっては、小児矯正を上手に受けられるか不安を感じることもあるでしょ

そこで今回は、小児矯正の受診や治療をはじめる目安の時期を解説します。小児矯正を受けるメリットについても併せて解説するので、ぜひ参考にしてください。

小児矯正は、子どもの歯並びによってはじめる時期が異なります。そのため、定期的に歯科検診へ通って歯科医師に状態を確認してもらうのが望ましいでしょう。もしくは、子どもの歯並びの異常に気が付いた時点で相談しておくと適切な時期で矯正治療が始められます。

また、男の子と女の子では成長のスピードが異なります。一般的に、女の子のほうが男の子よりも早く成長し早く成長が終了するため注意が必要です。気になることがあれば、小さなことでも相談しておくと安心でしょう。

参考:東京女子医科大学 歯科口腔外科 矯正治療Q&Ahttp://www.twmu.ac.jp/DENT/about/kyosei/

小児矯正は何歳までにはじめると良い?

小児矯正をはじめるおおまかな目安として受け口は3歳まで、その他の歯並びは6歳までに相談をしておくとよいでしょう。ただし、一人ひとりの成長スピードや口の中の状態によって、治療をはじめる時期が異なります。

それぞれ対象となる年齢によって治療方法が異なるため、子どもの年齢や口の中の状態に合わせて治療をはじめましょう。

合わせて読みたい>>>ばなな矯正歯科恵比寿で小児矯正を始める前に知っておきたいポイント

一期治療

乳歯と永久歯が混在する時期にはじめる「一期治療」では、主に顎の成長を促したり、歯列のアーチを広げたりする治療を行います。受け口のような早めに治療をはじめるのが望ましい歯並びは3歳から、その他は永久歯が生え始める6歳ごろからはじめます。

この頃の矯正治療は、顎の成長期に治療をはじめるため治療中の痛みを感じにくいこともあり、子どもに大きな負担がかかりません。顎の骨のバランスを整えるように、身体の成長をサポートします。

二期治療

永久歯がはえそろう12歳ごろから行う治療を「二期治療」といい、大人の矯正治療を同じ扱いです。顎や身体の成長が止まってから始めるために行うため、顎の大きさを調節せず歯を動かして歯並びや噛み合わせを整えます。場合によっては抜歯などの外科的処置が伴うことがあります。

二期治療の目的は「歯並びを最適化して、噛み合わせを改善すること」です。二期治療を受けておくと、大人になってから笑顔に自信が持てなくなったり、むし歯リスクが高まったりすることを防げます。

小児矯正が受けられるのは何歳まで?

小児矯正を受ける方のなかには「結局、小児矯正は何歳まで受けられる?」「小児矯正と呼ぶのは何歳まで?」と疑問を感じたこともあるのではないでしょうか。

小児矯正は、実年齢ではなく「口の中や顎の年齢」で判断するため、一概に「何歳から何歳まで」と言い切ることはできません。

成長が進んでしまうと小児矯正を行うことができなくなります

10歳ごろまでは小児矯正が始められることもありますが、お子さまにとって最良の治療のためには6歳ごろまでに一度受診するか、歯並びや噛み合わせが気になった段階ですぐ受診することをお勧めします。

11〜12歳ごろに顎の成長が止まるため、それまでに小児矯正をおおよそ終了させる必要があります。

ここでは、小児矯正が受けられる年齢と、小児矯正から大人の矯正へ移行するタイミングについて解説します。

成長期を利用した矯正治療ができなくなるタイミングで終了

小児矯正は大人の矯正治療とは異なり、身体の成長を利用した治療です。身体の成長には個人差・男女差があるため、一律で「何歳まで」と言い切ることはできません。他の子どもより成長がゆっくりな子もいれば、急激にぐんぐん成長する子もいます。

そのため、小児矯正が受けられなくなるのは、子どもの「顎の成長が止まった時期から」と考えるとよいでしょう。兄妹のなかでも差がでるため、一人ひとりに合ったタイミングで矯正治療を検討してあげるようにしましょう。

本格的な矯正治療への移行準備が整うタイミングで終了

顎の成長を利用する一期矯正(小児矯正)が終わると、二期矯正(本格矯正)へ移行します。二期治療ではブラケットと呼ばれる装置を1つ1つ歯に取りつけるため、乳歯ではなく永久歯に適用されることがほとんどです。

そのため、一期矯正で土台作りが完了し「二期矯正(本格矯正)へ移行準備が整った」時点で、小児矯正は受けられなくなると考えましょう。

二期治療へ移行するタイミングは、一人ひとり異なり、治療を受けて見ないと分からない部分でもあります。心配な方は、早めに歯科医師へ相談しておきましょう。

小児矯正を適切な時期にはじめるメリット

子どもの矯正は何歳から

小児矯正は、できるだけ早めに相談を済ませ、適切なタイミングで矯正治療をはじめるほうがのちの負担を軽減できます。

ここでは、小児矯正のメリットを解説します。

顎の成長を利用した矯正治療ができる

小児矯正の一期治療(初期治療)では、顎の成長を利用した矯正治療が可能です。成長に合わせて装置を交換したり、成長をコントロールすることができるため、大人の矯正治療よりも少ない負担で治療を受けられます。

また、小児矯正で使用する器具には取り外し式の装置もあります。大人の矯正治療では、硬い顎の中で歯を動かすため矯正装置を装着する時間が長くなりますが、小児矯正では数時間ほどの装着で治療を受けられます。

抜歯を避けられる可能性が高まる

顎の成長を利用できる小児矯正は、顎がうまく成長するように促すことが大きな目的です。顎がうまく成長しないと、上下の顎がアンバランスになったり、歯がきれいに並ばずデコボコになったりするなど、将来的に悪影響を及ぼすでしょう。

大人の矯正治療で顎のアンバランスやデコボコな歯並びを改善しようとすると、抜歯を行う必要がでるかもしれません。小児矯正を適切な時期に始めることで、将来的に起こり得る外科処置を未然に防ぐことができます

指しゃぶりなどの癖の改善に繋がる

舌で前歯を押す癖や、指しゃぶりなどは歯並びの悪化につながります。他にも、鉛筆やお箸を噛む癖や頬杖も歯並び・噛み合わせに影響がでます。

矯正治療を受け始めると、矯正装置が指しゃぶりなど歯並びに影響を与える癖を防ぎ、悪習慣の改善が期待できます。悪習慣が治っていないと、矯正治療を受けても癖によって再び歯並びが乱れる恐れがあるため、幼いころから改善しておくことが望ましいでしょう。

参考:公益社団法人 日本小児歯科学会 こどもたちの口と歯の質問https://www.jspd.or.jp/question/

大人の矯正が不要になることがある

小児矯正の「二期治療」は、本格矯正や大人の矯正ともいわれ、主に歯へアプローチをして歯並びを整えます。一期治療できちんと顎の成長をコントロールできれば、二期矯正(大人の矯正)が不要になるケースがあります。

一期矯正から二期矯正(大人の矯正)への移行が不要になると、治療期間や費用、精神的な負担を大きく軽減できるでしょう。一期治療だけで終了すると抜歯や外科処置も避けられるため、早めの治療がとても大切です。

まとめ

小児矯正が受けられる年齢について解説しました。歯科医院へ出向くこと自体を嫌がる子どもも多いですが、将来的なことを考えると早めに歯科医師に診てもらうことが大切です。小児矯正を受けるタイミングにお悩みの方は、以下のポイントを意識してみましょう。

  • 相談はなるべく早めに済ませておく
  • 矯正がはじめるタイミングは子どもによって異なる
  • 受け口は3歳ごろに治療を開始することが望ましい

小児矯正は早めにはじめることで「子どもへの負担が少ない」「歯並びの悪化を防げる」などのメリットがあります。

適切な時期に歯列矯正をはじめられるよう、子どもの矯正治療で気になることがあれば、早めに相談しておきましょう。

ばなな矯正歯科恵比寿では、小児矯正を担当する歯科医師は小さな子どもがいる女性が担当します。母親としての気持ちも理解することもでき、安心して受けられます。

ホームページからのご予約でカウンセリングと相談が無料で受けられます。子どもの歯並びが気になる、矯正治療は必要なのかなど、些細なことでもお気軽にご相談ください。

ホーム