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2023.03.03マウスピース矯正ワイヤー矯正歯科矯正部分矯正

歯列矯正をすると人中が伸びる?変化しやすいケースや短くする方法をご紹介!

さくら

頑張って矯正をしても、顔の印象が悪くなることってあるのかしら?

歯列矯正を検討しているものの「人中が伸びる」「歯列矯正で顔の印象が変わった」などの話を聞き不安を感じている方がいるのではないでしょうか。歯並びや噛み合わせ改善のために矯正治療を受けるのに、失敗するのは避けたいですよね。

そこで今回は、歯列矯正と人中の変化について解説します。歯列矯正を検討している方、歯列矯正による人中の変化が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

歯列矯正を行うと「人中が長くなる」ということはありません。歯列矯正はあくまでも歯を動かす治療なので、人中などの皮膚に影響を与えることは考えにくいでしょう。

しかし、歯列矯正を行い歯並びが改善されることで、これまでの顔の印象とは異なって見えることがあります。たとえば、歯が大きく前に前突しているようなケースが改善されると、口元の印象に変化を与え「人中が伸びた」と感じることがあるでしょう。

人中は顔の印象を変える重要なパーツ

人中とは、鼻の下から上唇まで垂直に伸びる溝のことを指します。人中で顔の印象が決まることもあるため「人中短縮」という美容整形も存在するほど、人中の重要性が広く認められています。

では、一般的に美しいといわれる人中はどのようなものでしょうか。ここでは、美しく見える人中の比率と理想的なEラインについて解説します。

美しく見える人中の比率

マスク美人という言葉があるように、人の印象は顔の下半分で大きく変わります。人中は顔の下半分に位置するため、とても重要なパーツです。鼻の下から唇の中央:唇の中央の比率が、1:2となるのが理想的な人中の比率といわれています。

人中は短いと実際の年齢よりも若く見られる傾向があり、反対に人中が長いと間延びしたような印象を与えてしまいます。

理想的なEラインとは

綺麗な横顔やEライン

Eラインとは、アメリカの矯正歯科医が提唱したもので、横から顔を見たときに鼻先と顎先を結んだラインのことです。横顔の美しさを決める指標として用いられることが多く、Eラインを整えるために歯列矯正を行うケースもあります。

Eラインの内側に口先があることが理想的なEラインといわれていますが、もともとはアメリカ人を基準に作られたものです。欧米人と日本人では骨格が異なるため、Eラインに唇が触れるような状態が理想的なラインと考えてよいでしょう。

参考:特定非営利活動法人 日本成人矯正歯科学会(https://www.jaao.jp/ippan_eline.html

歯列矯正で人中が伸びたように感じる原因

歯列矯正

歯列矯正で実際に人中が伸びることはありません。歯列矯正を行うことで口元の印象が代わることが原因と考えられます。

ここでは、歯列矯正で人中が伸びたように感じる具体的な原因を解説します。

矯正装置により口元にボリュームが出る

表側のワイヤー矯正では、歯の表面に1つずつ装置が取り付けられるため、装置の厚み分唇が盛り上がってしまいます。金属タイプであれば薄くても適度な強度が保たれますが、審美性の高いセラミックやプラスチックでできた装置は強度を上げるために厚みを持たせる必要があります。

そのため、目立ちにくい矯正装置を選択した場合、唇が持ち上がりやすく人中が長く見えることがあります。歯科医院によって取り扱う装置の種類が異なるため、気になる方は事前に問い合わせるようにしましょう。

歯列矯正中は表情筋が衰えることも

歯列矯正中は、食生活が変わって柔らかいものを中心に食べるようになる方ががいます。また、ワイヤー矯正では口元の印象が気になり、大きく口を開けて笑う回数が減る方もいるでしょう。

そのため、これまで使われてきた咀嚼筋や表情筋が衰えることがあります。口周りの筋肉が衰えると顔のたるみなどが目立ち老けたような印象を与えたり、人中が伸びたような印象を与えたりすることがあるでしょう。

歯が動いて口元の印象が変わった

歯列矯正は、歯を動かして歯並びや噛み合わせを改善させる歯科治療です。そのため、歯並びや噛み合わせが大きく乱れている場合、きれいに並べるためには歯を大きく動かすことがあります。

歯を動かす量が多い分、歯に覆いかぶさっている唇の見え方にも変化が起こります。デコボコした歯並びや出っ歯などの歯並びを矯正するケースは比較的歯を動かす量が多いため、口元の印象に変化が起こりやすいでしょう。

歯列矯正で人中が変化しやすいケースとは

歯列矯正を行うと必ず人中に変化が起こるわけではありません。しかし、歯列矯正で歯並びや噛み合わせが大きく変わる場合は、人中が変化して見える可能性が高まります。

ここでは、歯列矯正で人中が長くなる人・変化しやすい人を解説します。

抜歯を伴う矯正で人中が長くなる

重度のデコボコや出っ歯の矯正では、抜歯して歯を並べるスペースを確保することがあります。空いたスペースを利用して歯を後ろへ引き下げるため、口元全体が下がり老けたような印象を与えたり、人中が長くなったと感じたりすることがあるでしょう。

ただし、抜歯したからといって必ず人中が長く見えるようになるわけではありません。歯並びの状態によっては、抜歯が適していることもあります。どうしても抜歯に不安を覚える場合は、歯科医師とよく相談してメリット・デメリットについてよく理解するようにしましょう。

参考:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

部分矯正で人中が長くなることも

部分矯正では限られたスペースの中で歯並びを整えるため、状態によっては歯が前にでてしまうことがあります。歯が前にでるとその分唇が持ち上げられ、人中が伸びたような印象になることがあるでしょう。

部分矯正が適した歯並びであれば過度な心配は要りませんが、治療期間や費用の関係で無理に部分矯正を行う場合は注意が必要です。歯科医師から全体矯正を勧められた場合は、よく検討するようにしましょう。

ばなな矯正歯科恵比寿「矯正は前歯だけでいい?前歯だけ治すメリット・デメリットとおすすめ矯正方法」はコチラ>>>

歯列矯正で人中を短くする方法はある?

人中

歯列矯正で歯並びの改善とともに、人中が短くなるケースがあります。人中が短くなると若々しい印象を与えるため、歯列矯正の「ついでに」人中の変化を期待する方も多いのではないでしょうか。

ここでは、歯列矯正で人中を短くする方法について解説します。

出っ歯の改善で人中が短くなる

出っ歯は前歯や上の歯全体が大きく前方に傾斜している歯並びのため、歯の傾斜に合わせて唇が盛り上がっている状態です。出っ歯は口元の突出が強いため、唇を閉じるときに力を入れないと閉じられません。そのため、鼻の下が伸びてしまい人中が長いように見えるのです。

出っ歯を歯列矯正で改善すると、唇が自然に閉じられるようになります。唇の盛り上がりが落ち着くため、結果として人中が短く見えるようになることがあるでしょう。

口ボゴの改善で人中が短くなる

口ボゴとは、上下の歯が前方に傾斜していたり、下あごが後方に下がっていることで、口元がもっこりして見える状態の噛み合わせです。出っ歯と同じように、唇を閉じるには力を入れなくてはならないため、鼻の下が伸びたような印象を与えてしまいます。

口ボゴも歯列矯正で改善させると口元が後方へ下がるため、唇の盛り上がりが落ち着き、力を入れなくても自然と口を閉じられるようになります。結果として、人中が短く見えるようになることがあるでしょう。

歯列矯正で人中を変化させないために

歯列矯正はあくまでも歯列を整える治療のため、人中をどうにかする治療ではありません。歯科医院で「人中を短くしたい」というには、限界があります。

しかし、歯列矯正が完了した後に「人中が伸びてしまった」と感じたくはないものです。ここでは、歯列矯正で人中を変化させないためのポイントを紹介します。

仕上がりのイメージを歯科医師へ伝えておく

人中は顔の見た目を決める重要なパーツであるため、歯列矯正によって人中の見え方に変化があるのか、事前に歯科医師へ確認しておくと安心です。また、歯列矯正後の口元のイメージや、避けたいことなど、細かく伝えておくようにしましょう。

その場合、歯並びや噛み合わせだけでなく、顔貌の変化まで配慮した歯列矯正を行っている歯科医師へ任せると安心です。セカンドオピニオンなどを利用して、理想的な仕上がりへ改善してくれる歯科医院を探しましょう。

口周りの筋肉トレーニングをする

口周りの筋肉が衰えると、全体的に老けたような印象を与えてしまいます。矯正治療中は歯を動かす痛みや装置が邪魔になり、表情筋・咀嚼筋が衰えがちです。矯正治療中でも、積極的に口周りの筋肉を動かすようにすると、人中の変化を防げるでしょう。

具体的には、口を大きく開けて「あいうえお」と発音するトレーニングがあります。声をだすのでストレス発散にもつながり、個人差はあるものの毎日続けると数週間で効果を実感できるでしょう。

まとめ

歯列矯正が直接人中の変化に影響を及ぼすことはありませんが、歯並びが変わることで見え方が変化することはあります。もともと人中が長い方は、歯列矯正を受ける前に以下のポイントを意識してみましょう。

  • 歯科医師に人中の変化について聞いておく
  • 顔の筋肉が衰えないようトレーニングする
  • 抜歯矯正を受けると人中が伸びたように見えやすくなる

ただし、歯列矯正はあくまでも「歯並びと噛み合わせを改善する歯科治療」です。人中に直接大きな影響を与えることは考えにくいでしょう。歯列矯正で人中に与える影響が気になる方は、まずは気軽に歯科医院へ相談してみましょう。

人中が気になる方のためにボトックス注射(ボツリヌストキシン注射)のメニューもご用意しています。人中へのボトックスは対応日が限られていますので、料金表をご覧いただくか、LINEにてお問合せください。

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