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2022.07.13マウスピース矯正歯科矯正部分矯正

マウスピース矯正で痩せるって本当?その理由やメリットを詳しく解説!

SNSやインターネットで「マウスピース矯正で痩せた」という声を聞くことがあります。そのため、「マウスピース矯正で本当に痩せるの?」といった疑問を持つ人は少なくありません。本記事では、マウスピース矯正で痩せる理由や、顔痩せしやすい人の特徴など詳しく解説していきます。マウスピース矯正で痩せるのか気になる人は必見です。

マウスピース矯正は、歯並びや噛み合わせの改善をするために行う歯科矯正治療です。本来は痩せることを目的として実施されるものではありません。ただ、マウスピース矯正を行なって結果的に痩せる人は実際にいます

その理由は後述しますが、そもそも一般的に言われているダイエットとは、身体活動などで消費するエネルギー(基礎代謝量)よりも食事で摂取するエネルギーを少なくして体重を減らすことです。

1日の基礎代謝量の目安

成人男性:1,500キロカロリー

成人女性:1,150キロカロリー

つまり、痩せるためには「食事制限と運動」がポイントになります。そのため、マウスピース矯正が直接的にダイエットにつながる効果はありません。しかし、矯正治療によって間接的にダイエット効果が生じている可能性が高いのです。

2.マウスピース矯正で痩せる理由

ばなな歯科・矯正歯科恵比寿の全体マウスピース矯正

では、なぜマウスピース矯正で痩せるのでしょうか。その理由は以下の点が考えられます。

食欲自体がわきにくいため

マウスピース矯正を始めたときは、マウスピースに慣れていないため異物感を覚えやすいことに加えて、歯が動き始めると3日~1週間程度痛みをともなうことがあります。個人差こそありますが、痛みや異物感によって食欲自体がわきにくくなるケースも多いです。そのため、食事で摂取するカロリーが減って体重が減少する人もいます。しかし、1週間程度でマウスピースに慣れて痛みもおさまるため、食欲と体重は元に戻ってしまうことがほとんどです。

強く噛むことを避けるため

マウスピース矯正に限らず、矯正治療中は強く噛むことは避けなければなりません。特に、エンゲイジャーやアタッチメントといった装置が必要になる場合は、強く噛むことによって外れてしまう可能性があります。そのため、矯正中は自然と強く噛むことを避け、時間をかけて食べるようになります。ゆっくり食べると脳の満腹中枢が刺激されて、同じ食事量でも満腹感を得やすいです。トータルの食事量を減らすことにもつながり、食事で摂取するカロリーが減って痩せる可能性があります。

気軽に間食ができないため

マウスピース矯正中は食事を行う際、都度マウスピースを外す必要があります。また、食後はむし歯予防のために歯磨きをしてからマウスピースを装着する必要があります。そのため、矯正中は気軽に間食ができない状況になりやすく、着脱の手間を避けるために余計な食事はとらなくなる人も多いです。自然と1日あたりの食事量と摂取カロリーが減って痩せる可能性があります。

噛み合わせが改善されるため

「早食いの人は太りやすい」という話を聞いたことがある人は多いでしょう。早食いになってしまうのは、もしかしたら噛み合わせに原因があるかもしれません。噛み合わせが悪い状態は、ご自身では噛んでいるつもりでもしっかり噛んでいないことがあります。そのため、食べ物を細かく砕けないまま食べたものが次々と胃や腸へ運ばれて、満腹感を感じる間もなく必要以上に食べ過ぎてしまうのです。マウスピース矯正で噛み合わせも治す場合、食べ物が細かくなるまでしっかり噛めるようになり、少量の食事でも満腹感を感じやすくなるため体重が減少する可能性があります

3.マウスピース矯正で顔痩せするって本当?

マウスピース矯正で歯並びと噛み合わせを改善すると、一部の顔の筋肉への負担が減りフェイスラインがすっきり見えることがあります。体重自体に大きな変化がない場合でも、フェイスラインが整うことで痩せた印象に見せることが可能です。また、歯並びと噛み合わせを整えると「Eライン」の獲得ができて顔のバランスが整う可能性もあります。

Eラインとは、エステティックラインの略で鼻の先端と顎の先端を結んだ線のことです。横顔の美しさの基準として用いられています。この線よりも唇がほんの少し内側に入っていると理想的な横顔と言われています。歯並びとEラインは関係があり、例えば、出っ歯や受け口の人はいずれも前方に唇や顎が突出した状態になりがちです。矯正治療で歯の移動をするとEラインが獲得でき、バランスの取れた横顔になる可能性があります。

4.マウスピース矯正で顔痩せする人の特徴

マウスピース矯正が直接顔痩せにつながるわけではありません。しかし、マウスピース矯正によってフェイスラインがすっきりする人もいるのは事実です。その中で顔痩せしやすい人の特徴について見ていきましょう。

顔に歪みがある人

噛み合わせが悪いと片側だけで噛んでしまうことが多く、それにより顔のバランスが崩れてしまうことがあります。矯正治療により、噛み合わせが改善されると顔のバランスが整い、顔立ちがすっきりする可能性があります。

エラが張っている人

グッと噛みしめたときにエラの部分が膨らむ人は、「咬筋(こうきん)」が発達しすぎてエラ張りが目立っている可能性があります。矯正治療によって噛み合わせが整うと、筋肉への過剰な負担が軽減し、エラ張りが改善されてシャープな顔立ちになる可能性があります。ただし、骨格が原因でエラ張りが起きている人は矯正治療で改善するのは難しいでしょう。

親知らずの抜歯が必要な人

マウスピース矯正を行う際、親知らずが他の歯を圧迫していたり、噛み合わせに悪影響を与えていたりするケースでは抜くことがあります。歯を失った顎の骨は徐々に減少し、結果的にフェイスラインがすっきりする可能性があります。

5.マウスピース矯正は痩せる以外にもメリットがある

そもそもマウスピース矯正は、歯並びと噛み合わせを整えることが目的として行なわれる治療方法ですが、痩せる以外にもさまざまなメリットがあります。

むし歯や歯周病を予防できる

歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくく磨き残しが発生することがあります。特に重なり合って生えている部位は歯と歯の間に汚れがたまりやすく、むし歯や歯周病になるリスクは高いです。マウスピース矯正を行うことで歯並びが改善すると、歯磨きがしやすくなるためむし歯・歯周病の予防につながります。

また、矯正中は歯科医院で歯の状態を確認してもらう回数も増えるため、歯の状態悪化を未然に防ぎやすいです。加えて、マウスピースをつけていると、つけていないときと比べて歯磨きや歯の状態チェックを行う頻度が自然と多くなります。矯正を行うことで歯に対する意識が高まる点もメリットといえるでしょう。

歯の寿命を延ばせる

噛み合わせが悪いと一部の歯だけに負担がかかることがあります。長期間にわたって負担がかかると、耐えきれなくなって欠けたり割れたりする可能性があります。歯の根っこまで割れてしまうと抜歯が必要になるため、噛み合わせが悪いと歯の寿命は短くなってしまうのです。しかし、矯正治療で噛み合わせを整えると、噛み合わせたときの力が均等に加わるようになるため、歯の寿命が短くなることが避けられます

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咀嚼機能が向上する

私たちが普段自然に行なっている咀嚼(そしゃく・噛むこと)は、お口と身体の健康を保つためにとても大切なことです。噛み合わせが悪い状態は、咀嚼が十分にできないことから早食いになったり食べすぎたりするため、消化不良の原因となることがあります。矯正治療によって噛み合わせが整いしっかり咀嚼できるようになると、唾液の分泌が促進されて食べ物の消化吸収に役立ちます。それ以外にもお口の感覚が刺激されることで、顎や舌の運動機能が向上し、顔の表情や発音機能が良くなります。

頭痛や肩こりの症状が軽減する

片側だけで噛む癖や奥歯で噛めないなど噛み合わせに問題があると、お口周りの筋肉が緊張しやすくなり、そこにつながっている首や肩の筋肉も緊張して頭痛や肩こりを起こすことがあります。噛み合わせが問題で頭痛や肩こりといった症状がある場合、矯正治療で噛み合わせを整えるとお口周りの筋肉のバランスが整うため、それらの症状が軽減することがあります。

コンプレックスが解消する

笑うときに口元を隠したり、うつむく仕草をしたりするなど歯並びが原因でコンプレックスをもつ人は少なくありません。矯正治療によって歯並びがきれいに整うと、笑顔に自信が持てるようになりますなお、矯正治療の中でもマウスピース矯正は、薄くて透明な装置のため治療中も周囲の人に気づかれにくく、歯並びを整えることができます。

6.まとめ

マウスピース矯正を行うことで、食事回数や食事量が減り、痩せる人もいます。また歯並びと噛み合わせが改善されることで、フェイスラインが整う人もいます。とはいえ、マウスピース矯正の本来の目的は歯並びと噛み合わせの改善です。痩せたりフェイスラインが整ったりといった効果は、マウスピース矯正の副次的効果で全ての人に当てはまるのではないことを理解しておきましょう。

なお、ばなな矯正歯科恵比寿では、矯正治療について知ってもらうためにカウンセリングを無料で実施しています。公式ホームページ・電話・LINEからの予約を受付けているので、お気軽にご相談くださいね。

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