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2023.09.25マウスピース矯正ワイヤー矯正歯科矯正部分矯正

今からでも遅くない!30代で始める歯科矯正の種類とメリットを解説

30代で歯科矯正なんてもう遅いかな…そもそも大人でも子どもみたいにしっかり歯は動くの?

子どもが行うイメージが強い歯科矯正ですが、最近では成人してから、それも30代以降に歯科矯正をする方も多くいらっしゃいます。

30代でも歯は十分動き、歯科矯正は可能なので遅いということは全くありません。

この記事では30代で始めるのにおすすめの歯科矯正の種類や、30代で歯科矯正を行うメリットとデメリットをわかりやすく解説します。

歯科矯正したいけど一歩踏み出せないという方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

30代以降の大人が歯科矯正を行うにあたって気になるのが「ちゃんと歯が動くのか?」という点でしょう。

結論から言うと、30代以降でも十分に歯は動き、歯科矯正は可能です。もちろん子どものほうが歯が動くスピードは早いですが、大人になってからでも歯科矯正できれいな歯並びを手に入れている方は大勢います。厚生労働省が2017年に行った調査によると、歯科矯正を行っている成人の約半数が30代以上です。

参考:政府統計の総合窓口(e-Stat) 平成29年患者調査 歯科診療所の推計患者数,年齢階級 × 性・歯科分類別

30代は経済的にも時間的にも余裕ができることが多いため、治療計画が立てやすいというメリットもあります。また、きれいな歯並びを手に入れたいという治療に対する意識が高く、矯正に積極的に取り組めるためスムーズに治療が進む傾向にあります。

参考:日本臨床矯正歯科学会 治療の開始時期・治療方法

30代で行うのにおすすめな歯科矯正の種類3つ

30代で行うおすすめの歯科矯正は以下の3つです。

▼3つの歯科矯正の比較表▼

表側ワイヤー矯正裏側ワイヤー矯正マウスピース矯正
費用30万円~120万円60万円~150万円20万円~120万円
期間2年~3年2年~3年1年~2年
対応歯並び◎ほとんどの歯並びに対応可〇比較的多くの歯並びに対応可△対応できない歯並びもある
取り外し不可不可可能
見た目△目立つ◎目立たない◎目立たない

ひとつずつ詳しく解説していきます。

表側ワイヤー矯正

歯の表側にワイヤーとブラケット装置を付けて行う表側ワイヤー矯正。仕上がりがきれいで多くの歯並びに対応できる、ポピュラーな矯正方法です。

表側ワイヤー矯正の大きなデメリットは「見た目」ですが、近年では透明や白色の目立ちにくいブラケットやワイヤーもあり、目立たない表側ワイヤー矯正もできるようになっています。

表側ワイヤー矯正は、他の矯正方法に比べて比較的矯正期間が短く費用の負担も少ないです。「矯正期間も費用もなるべく抑えたいが見た目も気になる…」という方は、目立たない表側ワイヤー矯正を検討してみてはいかがでしょうか。

裏側ワイヤー矯正

裏側矯正

歯の裏側にワイヤーとブラケット装置を付けて行う裏側ワイヤー矯正。歯の裏側に矯正装置を付けるため、矯正していることが周りにバレないのが大きなメリットです。30代で接客業や営業職などの人と接する機会が多い仕事の方におすすめの矯正方法です。

表側ワイヤー矯正よりも矯正期間が長く費用も高い傾向はありますが、それ以上に大きな魅力を感じて裏側ワイヤー矯正を選ぶ方が近年増加しています。

見た目の点以外にも、裏側ワイヤー矯正には様々なメリットがあります。

表側ワイヤー矯正と比べた裏側矯正のメリット

  • 歯の表面のエナメル質が傷つきにくい
  • 歯周病やむし歯になりにくい
  • 舌癖防止で後戻りリスクが減る

多くのメリットがある裏側ワイヤー矯正ですが、歯科医師の高い技術と知識が求められる矯正方法です。

歯科医院選びの際には、リスクやデメリットまで丁寧に説明してくれる信頼できる歯科医師のいる歯科医院を選びましょう。

マウスピース矯正

マウスピース矯正

透明なマウスピースを装着して行うマウスピース矯正。基本的にワイヤーやブラケットを使わないため、見た目が気になる方におすすめの矯正方法です。

また、ワイヤー矯正では舌や唇に矯正装置が当たる違和感や痛みが出ることがありますが、マウスピース矯正では舌や唇に装置が当たる違和感などがないのも大きなメリットです。

マウスピースは外せるため、歯磨きや食事はいつも通りに行えます。ただし、マウスピースは22時間以上つけないと矯正効果がしっかり得られないので、さぼらずにマウスピースを装着するのがポイントです。

マウスピース矯正とは?併せてばなな矯正歯科恵比寿のマウスピース矯正をご紹介

30代で歯科矯正を行うメリット

メリット

大人になってから歯科矯正をしようか悩んでいる方は「今さらやっても遅いかな…」という思いが少なからずあるのではないでしょうか。

ここでは、30代で歯科矯正を行うメリットについて解説します。30代で始めるからこその良い面もたくさんあるので、歯科矯正したいけど迷っているという方はぜひ参考にしてくださいね。

見た目のコンプレックスを解消して自信が持てる

歯科矯正の大きなメリットは、歯並びの悪さによる見た目のコンプレックスを解消できることです。歯並びが悪いと相手に与える印象が気になり、自然に笑えなくなったり人と会うこと自体が億劫になってしまったりします。

歯科矯正によってきれいな歯並びを手に入れることで、自分に自信が持てて人とのコミュニケーションを円滑に進めやすくなるでしょう。整った歯並びは相手に良い印象を与えるため、人前に出る機会が多い仕事の方は前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

30代以降に増える歯周病の予防になる

30代以降になると、むし歯よりも歯周病の発生や進行がしやすくなります。実は、成人が歯を失う最も多い原因は歯周病です。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット 歯の喪失の原因

歯周病は、進行すると歯を支えている骨がなくなり最悪歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。歯周病の怖いところは、自覚症状がほとんどなく進行すること気が付いたときにはすでに重度に進行しているということも珍しくありません。

歯周病を防ぐためには歯磨きで汚れをしっかり落とすことが重要ですが、歯並びが悪いと歯ブラシが当てづらく、汚れが十分に落とせず歯周病のリスクはどうしても高くなります。

歯並びを整えて歯磨きがしやすくなれば、歯周病の予防にも繋がるのです。

噛み合わせの改善によって全身の健康維持に繋がる

歯科矯正では歯並びだけでなく噛み合わせも良くなるので、バランスよくしっかり噛めるようになります。

噛み合わせが悪いと、無意識に「右側ではうまく噛めないから左側で噛む」というように、自分が噛みやすい箇所ばかりで噛んでしまいます。すると、顔の筋肉の付き方に差が生まれ、顎関節症や肩こり、頭痛の原因にもなります。

歯科矯正で歯並びが整い噛み合わせが良くなることで、全身の健康維持にも繋がるのです。

成長による制限がなく矯正のスケジュールが立てやすい

大人になると顎の成長は止まっているため、その分矯正計画が立てやすいというメリットがあります。

子どもの場合は顎が成長過程にあるため、その成長を予測しながら矯正計画を立てなければなりません。予定していた矯正計画と実際の顎の成長の度合いがずれると、矯正計画を変更しながら治療を進める必要があり、子どもの歯科矯正の方が大人よりも期間は長くかかることが多いです。

30代であれば顎の大きさは完成しているため正確な矯正計画が立てられて、スムーズに治療が進められます。

主体的に治療するためモチベーションが維持しやすい

30代で歯科矯正をするのは、自らが「歯科矯正したい」と強く望んで治療を開始する方がほとんどなため、治療に対するモチベーションが維持しやすいというメリットがあります。

子どもの場合、多くは子ども自身の意思ではなく親に言われて歯科矯正を始めるケースが多く、モチベーションを維持しにくい傾向があります。

歯科矯正中は装置の影響でむし歯や歯周病リスクが通常より高まるため、家でのメインテナンスが必要です。取り外し式の矯正装置の場合は、患者様自身のモチベーションの高さが矯正の結果にも大きく関わってきます

より主体的に治療が行える30代の歯科矯正は、子どもで行う歯科矯正よりも良い結果が得られやすいという一面もあります。

30代で歯科矯正を行うデメリット

デメリット

30代で歯科矯正を始めるのには多くのメリットがありますが、それと同時にリスクやデメリットももちろんあります。

ここでは30代で歯科矯正を行うデメリットを解説しますので、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解した上で治療するかどうかを決めていきましょう。

ブラックトライアングルができる

ブラックトライアングルとは、歯と歯の間の隙間と歯ぐきに囲まれた部分にできる「黒い三角形の隙間」のこと。ブラックトライアングルができる直接の原因は歯ぐきが下がることです。

歯科矯正を行うことでブラックトライアングルができる主な理由は以下の3つです。

●歯並びが改善され歯磨きがしやすくなったことで、腫れていた歯ぐきが引き締まった
●でこぼこだった歯がきれいに並んでいく過程で、歯と歯の間の歯ぐきが引き伸ばされて歯ぐきの高さが低くなった
●歯が重なって生えている部分は歯槽骨(歯を支える骨)が十分にないことが多く、歯が並んだ後に歯ぐきが下がるから

特に、歯周病が進行している状態で歯科矯正を行うと、ブラックトライアングルができる可能性が高くなります。

どの年齢でも矯正によるブラックトライアングルのリスクはありますが、年齢が進むにつれてそのリスクや頻度は高くなると言われています。

高額な費用がかかる

歯科矯正は保険が適用されないため自費診療となり、矯正費用の相場は30万円〜150万円程度です。

30代で経済的な余裕ができる方もいますが、子育て世代でもあるため自分よりも子どもにお金をかけたいと思う方も多いでしょう。

実際に自分が歯科矯正するのにいくらかかるのかは、選択する矯正方法やあなたの歯並びによって異なります

費用がネックで矯正するかどうか迷っている方は、まずは歯科医院で相談してみることをおすすめします。なるべく費用を抑えるためにはどんな方法があるのか、歯科医師に聞いてみましょう。

長い期間の治療が必要

大人の歯科矯正にかかる期間は約半年〜3年程度が目安です。矯正期間とは、矯正装置を使って歯を動かして歯並びが整うまでの期間です。

長期間の治療はその期間中継続的に通院も必要なため、仕事やプライベートが忙しい方にとっては負担になることもあるでしょう。

費用と同じく、治療期間も治療方法や歯並びの状況によって異なり、部分矯正であれば数ヵ月〜1年程度と比較的短く済む場合もあります矯正歯科医院で相談してみましょう。

見た目の悪さや矯正治療による痛み

「歯科矯正をしたいけど、矯正中の見た目や痛みが心配で踏み切れない…」という方も多いのではないでしょうか。歯の表側に矯正装置を付ける場合、どうしても見た目の悪さは気になってしまいますよね。30代は仕事やプライベートも忙しく、人と会う機会が多い方もたくさんいるでしょう。

裏側ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、見た目が気にならずにできる矯正方法もあるので、矯正中の見た目がネックで悩んでいる方はあなたに合った矯正方法を探してみてください。

また、矯正中の痛みは大きく分けて以下の2種類があります。

  • ワイヤーなどの矯正装置が口の中に当たって傷ができることによる痛み
  • 矯正装置によって歯が動くことによる痛み

矯正装置が口の中に当たることによる痛みは飛び出たワイヤーが原因のことが多いので、歯科医師に相談すれば対処してもらえます。また、矯正装置が当たって口内炎ができやすい部分には矯正用ワックスを使うことで痛みを和らげることが可能です。

また、矯正装置をつけた後やワイヤーの調整後3〜4日は歯が動くことによる痛みがありますが、24時間ずっと痛みが続くわけではありません

矯正中の見た目の悪さも痛みも対処法はゼロではないので、きれいな歯並びを得るメリットと矯正治療が日常生活に与える影響を理解した上で、自分にとって最適な選択ができるといいですね。

まとめ 30代も歯科矯正で理想の歯並びを手に入れられる!

この記事では、30代で行う歯科矯正について解説しました。

30代でも歯は十分動くので、歯科矯正するのに遅すぎるということは全くありません。むしろ、30代で歯科矯正するからこそのメリットもたくさんあります。

もちろん高額な費用や長期間の治療、見た目の悪さなどのデメリットはありますが、それらのデメリットを上回るメリットをあなたが感じるのであれば、30代でも歯科矯正はする価値が十分あります。

最適な治療方法を知るためにも、まずは矯正歯科医院で相談してみましょう。

ばなな矯正歯科恵比寿は矯正専門の歯科医院です。

裏側矯正をはじめ、取り外し可能なマウスピース矯正も取り扱っており、患者さん一人ひとりに最適な矯正方法を提案しております。公式ホームページ・メール・電話・LINEからのご予約で検査と相談が無料になります。歯科矯正に対して不安なことがある方、自分にどんな方法が合っているのか分からない方はお気軽にご相談ください。

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