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歯列矯正は何歳からできる?小児矯正と大人の矯正の違いを解説!

のりママ

歯が生えかわりだしたら、子どもの歯並びが気になってきたわ…私は歯並びで苦労したから、子どもには矯正治療を受けさせたい!

歯列矯正を検討している方のなかには「歯列矯正って何歳からできる?」「小児矯正は何歳までに受ければいい?」などタイミングに悩むことがあるのではないでしょうか。

一人ひとりお口の中が異なるように、治療を受けるタイミングも異なります。

歯列矯正をはじめられる年齢や、子どもと大人の歯列矯正の違いを解説します。

子どもの矯正は何歳から

小児矯正は成長・発育期に行うのが良いとされ、早ければ3歳ごろから矯正治療を受けられます。

年齢が低いほど治療が難しくなることもありますが、早い段階で治療をはじめたほうが良い歯並びもあります。

生え変わりのタイミング

3~6歳ごろ

すべての歯が乳歯で、乳歯が生え始めてから永久歯に生え変わっていく時期です。
この頃に指しゃぶりや舌の癖、口呼吸をしていると歯並びを悪くする可能性が高まります。

受け口は3歳から治療をはじめられるので、早期に歯科医院で確認してもらうようにしましょう。

7~10歳ごろ

乳歯と永久歯が混在している時期です。
骨格やあごの成長を活かした矯正治療が可能で、この時期に適切な治療を受けておくことが理想です。

12~15歳ごろ

永久歯が生えそろい、大人の矯正治療と同じ扱いになります。
骨格やあごの成長が止まりはじめるため、成長をコントロールする治療は受けられなくなります。

歯列矯正をはじめる目安

歯列矯正はお口の状態によって、一人ひとり治療開始に適した年齢が異なります。多くの場合は、乳歯と永久歯が混在している6歳ごろから治療をはじめます。

受け口(反対咬合)のような噛み合わせに問題がある場合は、下顎の成長が進む前の3歳から治療をはじめるとよいでしょう。

受け口は大人になってから治療をはじめると時間がかかり、外科手術が必要になることもあります。様子を見ていても自然に治ることが少ない噛み合わせのため、早めに相談しておくと安心です。

大人の歯列矯正は何歳からでも受けられる?

歯列矯正は子どもが受けるものと考えている方が多いのではないでしょうか。実は、歯列矯正は大人になってからも受ける方は多く、コンプレックスの解消や、より機能的なお口へ導くことができます。

大人の歯列矯正が受けられる年齢や、大人になってから歯列矯正を受けるときの注意点を解説します。

口内環境が良好であれば何歳からでも受けられる

大人の歯列矯正は、お口の状態が良好であれば治療を受けられる年齢に制限はありません

あごの骨がしっかりしていて、むし歯などがなく歯ぐきが健康であれば何歳からでも受けられます。

ただし、歯周病であごの骨が減っていたり、むし歯などで失われた歯が多い場合は、歯列矯正が受けられません。

歯列矯正は骨の代謝を利用して歯を動かすため、あごの骨に問題があると歯列矯正中に歯が抜け落ちる恐れがあるからです。歯

列矯正が受けられるかどうかは、年齢ではなくお口の健康状態で判断します。

大人の歯列矯正で気を付けるポイント

大人の歯列矯正は小児矯正とは異なり、あごの成長を利用した矯正ができません

基本的にはあごの成長を促す装置や歯列を拡大する装置は使用せず、歯を動かして歯並びを整えます

そのため、成長が止まったあごの骨の中で歯の移動が難しい場合は、スペースを確保するために抜歯が必要となることもあり、この場合の抜歯を便宜抜歯(べんぎばっし)と呼びます。

骨格的な噛み合わせに問題がある場合は、外科手術と歯列矯正を行う必要があります。

あごの成長を利用できる小児矯正と比べると大がかりな治療になるため、大学病院や総合病院の受診を勧められるケースもあるでしょう。

小児矯正と大人の歯列矯正の違い

小児矯正と大人の歯列矯正は受ける年齢が異なるだけでなく、アプローチする場所や使用する装置も大きく異なります。

それぞれの歯並びに適した時期があるため、歯列矯正を検討している方は早めに相談しておくことが大切です。

小児矯正と大人の歯列矯正の違いについて解説します。

小児矯正とは

一期治療
あごの骨のバランスを整えるように、身体の成長をサポートします
・あごの成長促進
・歯列のアーチを広げる治療
二期治療
歯並びを最適化して、噛み合わせの改善を目指します
・永久歯が生えそろう12歳ごろから開始
・歯を動かして歯並びや噛み合わせを整える

乳歯と永久歯が混在する時期にはじめる「一期治療」では、主にあごの成長を促したり、歯列のアーチを広げたりする治療を行います。あごの骨のバランスを整えるように、身体の成長をサポートします。

一期治療で歯を支える土台作りが完了したら、永久歯がはえそろう12歳ごろから本格的な「二期治療」へ移行します。

一期治療で歯並びや噛み合わせの治療が完了した場合は、二期治療が必要ないケースもあり、経済的にも軽い負担で改善できるでしょう。

関連記事:小児矯正は何歳までにするべき?受診の目安や適切な年齢を解説!

大人の矯正とは

大人の歯列矯正は永久歯が生えそろっているため「二期治療」と同じ扱いです。

あごや身体の成長が止まっているころに行うため、歯を動かして歯並びや噛み合わせを整えます。場合によっては抜歯などの外科的処置が伴います。

二期治療の目的は「歯並びを最適化して、噛み合わせを改善すること」です。

二期治療を受けておくと、大人になってから笑顔に自信が持てなくなったり、むし歯リスクが高まったりすることを防げます。

歯列矯正の相談は何歳からしておくといい?

歯列矯正を適切なタイミングではじめるための相談だけであれば、早めにしておくと安心です。しかし、歯並びによっては早い段階で治療をはじめるのが望ましいため、注意しましょう。

受け口(反対咬合)

受け口は、下の歯が上の歯より前にでている噛み合わせです。

上下の歯の傾きや、あごの骨の大きさがアンバランスであることが原因です。あごの大きさに問題がある場合、骨の成長によって変化しますが、大人になってから治療を開始すると外科手術が伴うなど大がかりな治療になることがあります。

受け口は、早期に治療をはじめたほうがいいとされる代表的な歯並びです。

発音や食事に影響を与え、そのままにしていると上あごの成長を妨げることもあるため、3歳ごろには治療をはじめましょう

参考:公益社団法人 日本矯正歯科学会

前歯が噛み合わない(開咬)

開咬(かいこう)は、奥歯でしっかり噛んでも前歯が噛み合わない状態です。

前歯で食べ物をうまく噛み切れないため、奥歯や舌を使って噛み切る癖がついてしまいます。また、スペースから空気が抜けるため正しく発音できないことがあります。

開咬は幼いころの指しゃぶりや、舌の悪い癖、遺伝的なものなどが原因です。噛み合わせが悪化する前に、歯列矯正を受けておくとよいでしょう。

同時に舌の使い方や位置を改善するトレーニングも受ける必要があります。

参考:公益社団法人 日本矯正歯科学会

深い噛み合わせ(過蓋咬合)

過蓋咬合(かがいこうごう)は、奥歯で噛んだときに、上の歯が下の歯を覆いかぶさって見えなくなる噛み合わせです。

上あごに対して下あごが後方にあったり、乳歯の時期にむし歯などで歯を失ったり歯が十分に伸びてこなかったりしたことが原因です。そのままにしておくと歯に大きな負担がかかり続け、あごの関節へも悪影響及ぼしてしまいます。

歯が深く噛み合わさることであごの動きに制限が加わったり、噛むたびに下の歯が上の歯ぐきを傷つけて歯周炎になるなどのリスクが伴います。

早めにアプローチして改善することが望ましいとされています。

乳歯がスペースなく並んでいる

乳歯の段階で歯がきれいに並んでいると、将来的に叢生(そうせい)と呼ばれるガタガタな歯並びになる可能性があります。

乳歯は永久歯よりも小さいため、乳歯だけのころは歯と歯の間にスペースがあるのが一般的です。

そのため、乳歯がスペースなくきれいに並んでいると、永久歯が生えてきたときにスペースが確保できず斜めに生えてくることが考えられます。

乳歯がスペースなく並んでいるケースで大人になってから歯列矯正をはじめると、抜歯が必要になることがあります。

身体の成長を利用できる混合歯列のうちに、あごの拡大など適切な治療を受けておくことが大切です。

まとめ

歯列矯正は、歯並びが大きく乱れる前に治療をはじめたほうが、後の負担が軽くなります。

なかでも子どものうちに歯列矯正を受けると、骨格などを含めた幅広い治療が可能になります。歯列矯正をはじめる時期を迷った場合は、以下のポイントを意識してみましょう。

  • 小児矯正をはじめる目安は6歳ごろ
  • 受け口は3歳ごろにはじめるのが望ましい
  • 大人の歯列矯正に年齢制限はない

歯並びや噛み合わせは、身体の成長期を過ぎると自然に治ることはありません。適切な時期に治療を受けることで、治療費や治療期間だけでなく、身体の負担も軽減できます。

ばなな矯正歯科恵比寿では、小児矯正を担当する歯科医師は小さな子どもがいる女性が担当します。母親としての気持ちも理解することもでき、安心して受けられます。

ホームページからのご予約でカウンセリングと相談が無料になります。

子どもの歯並びが気になる、矯正治療は必要なのかなど、些細なことでもお気軽にご相談ください。

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