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2022.12.16マウスピース矯正小児矯正歯科矯正

子どもの矯正はマウスピースでもできる?寝る時だけ使う装置もある?

みさと

子どもの矯正を始めるなら、大人と同じような目立たないマウスピースがいいわ!

ひろし

子どもは寝ている間だけで良いマウスピースがあるって聞いたけど本当?

子どもの矯正にも使われる「マウスピース」は、どのような矯正装置なのか、気になる方が多いのではないでしょうか。中には、寝ているあいだの装着で治療を進められるものもあり、子どもの負担を軽減させたい方にとってはぜひ取り入れたい装置ですよね。

そこで今回は、子どものマウスピース矯正について解説します。大人の矯正との違い、子どものマウスピース矯正の種類なども合わせて解説するので、ぜひ参考にしてください。

大人の矯正装置にも「マウスピース矯正」がありますが、大人と子どもの矯正装置は形状や治療の目的が異なるため、厳密には同じ「マウスピース矯正」ではありません。

ここでは、それぞれのマウスピース矯正について詳しく解説します。

子どもの矯正で使うマウスピースは「口腔機能を矯正する装置」

子どもの矯正治療は、身体が成長発育している時期に行います。歯を動かすのではなく、顎の成長を促したり口周りの筋肉をバランスよく鍛えることが目的です。

そのため、子どもの矯正治療で使用するマウスピースは、上下の顎の骨のバランスを整え、指しゃぶりや口呼吸など成長に悪影響を与える機能的な問題を解決するための装置といえます。

<歯並びと遺伝の関係>
歯並びや噛み合わせの悪さは遺伝も深く関係しているため、ご両親や親族に矯正治療が必要であった方がいる場合は、子どもにも遺伝する可能性が高まります。ご両親や親族の歯並びに不安がある場合は、早めに歯科医院で相談をしましょう。

大人の矯正で使うマウスピースは「歯を動かす装置」

マウスピースを使った大人の矯正治療は、歯を動かして歯並びを細かく整えることが主な目的です。歯が重なることで歯ブラシが行き届かなかったり、口元の印象を損ねたりといった問題が改善されます。子どもの矯正治療だけではカバーできない場合は、大人の矯正へ移行して歯並びの細かい調整を行います。

また、大人の矯正では顎の成長が止まり骨が固まっている時期に行うため、必要に応じて抜歯が必要になるケースがあります。

ばなな矯正歯科のマウスピース矯正についてはコチラ>>>

子どもの矯正でマウスピースを使う場合は何歳から?

子どもの矯正を開始する時期は、お口の状態によって異なります。噛み合わせが反対になっている受け口は早めに治療を開始することが望ましいため3歳ごろが目安ですが、その他の歯並びであれば6歳ごろから開始してもおおむね問題ないでしょう。

子どもの矯正治療の開始に適した時期は、それぞれ異なるため早めに矯正相談をしておくと安心です。子どもの成長スピードは早いため、適切なタイミングで矯正治療を開始するために、小児歯科のかかりつけ医とは異なる矯正医や小児矯正医に相談してもよいでしょう。

<小児矯正相談は無料>
当院では、小児矯正の相談を無料で承っています。矯正歯科医師が適切な治療開始のタイミングをアドバイスしますので、お気軽にご相談ください。

子どもの矯正でマウスピースを使える人は限られている

子どもの矯正では、歯並びに適したさまざまな装置を使います。マウスピースは取り外しができるため子どもの負担が少ないことから希望される方もいますが、誰にでも適用できるわけではありません。

子ども一人ひとりに最適な矯正器具を使うことで、スムーズに治療が進み効果的な矯正治療が可能になります。また、子どもの生活習慣や性格によっては、取り外し可能というマウスピース矯正におけるメリットが、デメリットとなる場合もあります。子どもの矯正治療をはじめるときは、歯科医師とよく相談するようにしましょう。

子どもの矯正で使うマウスピースの種類は?寝ているときだけでもいい?

子どもの矯正治療で使うマウスピースには、いくつかの種類があります。それぞれの年齢や歯並びに応じて装置が異なるため、歯科医師とよく相談して適切なものを選ぶようにしましょう。

ここでは、子どもの矯正治療で使われるマウスピースについて解説します。

ムーシールドは「受け口を防ぐため」に使う

ムーシールドは、受け口の改善に使われる矯正装置です。受け口は治療が遅れると下顎が過度に成長する状態が続き、顔つきに影響がでる可能性のある噛み合わせのため、できるだけ早い段階で治療を開始するのが望ましいでしょう。

寝ているときの唾液を飲み込むために口を閉じる生理的現象を利用するため、基本的には寝るときに装着して治療を進めます。慣れるまでは日中に30分ほど装着し、練習しながら治療を進めることも可能です。

<ムーシールドの方針>
当院では女性の矯正歯科医師がお子さまに合わせて練習しながら行っていきますので、ご安心ください。焦らずお子さまの成長に合わせて一緒に治療を進めましょう。

プレオルソやTK4は「出っ歯やガタガタを防ぐため」に使う

プレオルソやTK4は、口腔機能や歯並び・噛み合わせの改善に使われる装置です。その他、口呼吸の改善やお口周りの筋肉トレーニングにも役立ちます。

歯並びにもよりますが、6~10歳くらいまでの子どもに適用され、マウスピースを口に入れられれば3歳ごろから治療を開始することも可能です。

基本的に寝るときと日中1~2時間ほどの装着で治療を進めるため、幼稚園や学校に持ち込んで装着する必要はありません。友達の前で装置を使うことがないため、多感な時期の子どもでも装置による見た目の心配が少ないでしょう。

<プレオルソ・TK4の方針>
当院では、プレオルソ・TK4・マイオブレースなどの既製品は基本的に使用しません。お子さまの口の中は一人ひとり状態が異なり、既製品では適切な治療が行えないと考えるためです。
当院の小児矯正は、お子さまの状態や成長に合わせたオーダーメイド装置を使用します。

子どもの矯正で使うマウスピース以外の装置

子どもの矯正治療は、お口の状態に合わせて装置を選んだり、いくつかの装置を組み合わせたりして治療を進めます。そのため、一概にマウスピースが絶対いいわけではないことを理解しておきましょう。

マウスピース以外の装置では、固定式のワイヤー矯正や、あごの成長を促す拡大床などが使われます。いずれも歯科医師の判断で最適なものが選ばれるため、子どもの成長やライフスタイルを考慮しながら、よく相談して決めるとよいでしょう。

子どもの矯正でマウスピースを使うデメリットは?

子どものマウスピース矯正には、多くのメリットが得られる一方でいくつかのデメリットも存在します。デメリットもよく把握した上で治療を検討すると、失敗や後悔に繋がる可能性がグッと下がります。

ここでは、子どもの矯正治療でマウスピースを使うデメリットについて解説します。

マウスピースは付けないと意味がない

マウスピース型の矯正装置はいつでも簡単に取り外せるため、子どもの協力が必要不可欠です。歯科医師から指示された装着時間が守られないと、矯正治療の効果が十分に得られなかったり治療が長引いたりする可能性が高まります。

中には、マウスピース装着時に違和感を覚え、両親に隠れてマウスピースを外してしまう小学生もいます。子どもの矯正治療に対する理解と協力がなければ、せっかくの治療が無駄になってしまうこともあるでしょう。治療を開始する前に子どもとよく話し合うことが、矯正治療を成功に導きます。

子どもがマウスピースを嫌がるときはどうしたらいい?

子どもの矯正治療を検討しているものの、「子どもが治療を嫌がるかもしれない」という心配を抱えている方が少なくありません。

どうしても矯正治療を嫌がる場合は、それぞれのペースに合わせて無理のない範囲で治療を進めるようにしましょう。また、「どうして矯正治療が必要なのか」「治療を受けないと将来に起こり得る問題」などをしっかりと伝え、子どもに治療の必要性を理解させることも大切です。

ただし、強引に矯正治療を続けるとかえってストレスとなり、歯科医院や両親に嫌悪感を抱かせてしまう原因となります。あくまでも治療を受けているのは子どもであることを頭に置き、子どもに寄り添った治療を受けさせてあげましょう。

子どもの矯正でマウスピースを使ったときは医療費控除の対象?

保険適用されない治療を受けると、医療費控除の対象になることがあります。医療費控除を申告すると経済的な負担を軽減できるため、対象となる方は確認しておきましょう。

ここでは、医療費控除について詳しく解説します。

医療費控除とはなにか

その年の1月1日から12月31日までの間に自己または自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合において、その支払った医療費が一定額を超えるときは、その医療費の額を基に計算される金額(下記「医療費控除の対象となる金額」参照))の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます。- 国税庁公式サイトより引用

国税庁 医療費を支払ったとき(医療費控除)>>>

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円(年間の総所得が200万円未満の場合は5%)を超えた場合、確定申告を行うことで支払った所得税の一部が還付される制度です。自動的に還付される制度ではなく、決められた期限内に申告する必要があるため注意が必要です。

子どものマウスピース矯正は医療費控除の対象

医療費控除は、発育段階にある子どもの成長を阻害しないよう、口腔機能の改善を目的とした治療であれば、医療費控除の対象となります。しかし、年齢や歯並び、矯正治療の目的によっては対象外となる可能性もあるため、医療費控除を申告する前に主治医へ確認しましょう。原則として、審美目的である矯正治療は医療費控除の対象外となります。

また、子どもの矯正治療は稀に歯並びや口の中の状態により保険適用になるケースがあります。保険適用の矯正治療を受ける場合は、厚生省から認可を受けた医療機関で治療を受ける必要があるため、気になる方は歯科医院で相談してみましょう。

まとめ

子どものマウスピース矯正について解説しました。子どものマウスピースを使った矯正治療を検討している方は、以下のポイントを意識してみましょう。

ポイント

  • 子どもの矯正治療はマウスピースだけではない
  • 大人と子どもの矯正治療は目的が異なる
  • 取り外しができす装置の矯正は子どもの協力が必要不可欠

治療開始に適切な時期を逃してしまうと、後々大がかりな処置が必要になることもあります。気になることがあれば、まずは当院へご相談ください。ばなな矯正歯科では、相談と検査までは無料で行っています。ご予約は電話のほか、WEBからは24時間受付中です!

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