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2023.12.18マウスピース矯正後戻り矯正歯科矯正部分矯正

マウスピース矯正で失敗?原因や失敗を回避する対策方法を紹介!

あんな

マウスピース矯正で失敗したってSNSで見たけど、なんで失敗したのかしら?わたしのマウスピース矯正は、失敗しないようにしたい!

矯正治療中の見た目が気になる方は、透明で目立ちにくい「マウスピース矯正」を検討しているのではないでしょうか。

しかし、実際に治療を受けた方たちから「マウスピース矯正で失敗した」「後悔している」などの話を聞くと、不安になってしまうでしょう。

今回は、マウスピース矯正でよくある失敗例の紹介と、失敗する原因を解説します。合わせて失敗を回避する方法も紹介するので、マウスピース矯正を検討している方はぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正を失敗する理由は、一人ひとりの状態や環境によって異なります。なかでもよくある失敗として挙げられるのは、どのようなものがあるのでしょうか。

マウスピース矯正の失敗例を5つご紹介します。

1 矯正の効果を感じられなかった

マウスピース矯正では個人の感じ方に差はあるものの、矯正治療の効果が薄かったと感じるケースがあるります。

マウスピース矯正は自宅でマウスピースを交換しながら歯を動かしていくため、装着時間を守れていなかったり、装着時間にムラがあったり、指示通りに装着しなかったりすると効果が薄れてしまいます

効果を実感できないという場合、ほとんどが装着時間が守れていなかったり、装着時のフィットが甘いことが原因です。

シミュレーションで歯の動きをきちんと確認していなかったなど、治療計画に問題があり効果が薄れてしまうことも考えられますが、この場合はシミュレーションのリバイスで修正が可能です。

ばなな矯正歯科恵比寿では、装着時のフィットを良くするためにチューイを患者さんにお渡ししています。
マウスピース装着時にチューイという柔らかいチューブを噛むことでマウスピースを歯にしっかり合わせます。
手でマウスピースを押し込むよりチューイを使用した方がフィットが良くなるため、必ずご使用ください。

2 想定よりも時間がかかった

マウスピース矯正に限らず、矯正治療は実際に歯を動かしてみないと分からないことがあります。個人差によって、歯の動き方や動きのスピードが異なるためです。

歯科医師からの指示をきちんと守りながら装着していても、治療計画とは異なる動きをしたり、誤差が生じることはよくあるケースです。

その場合、より最適な方法で歯を動かすために、途中で治療計画を変更したり、マウスピースを追加作成することがあります。

矯正治療を進めていく上でよりきれいな歯並びへ導くために必要な工程ですが、予定していた枚数よりも多くなってしまうため治療期間が伸びることもあることを覚えておきましょう。

ばなな矯正歯科恵比寿では複数のマウスピースを取り扱っており、それぞれ料金が異なります。
マウスピースの種類によっては、追加のマウスピース制作が必要になっても期間内や規定枚数内は保証がついているものもあります。
マウスピース矯正に治療計画の変更は付きものです。保証のあるマウスピース矯正を選ぶことをお勧めします。

3 歯が噛み合わなくなった

歯全体を覆うマウスピース型の矯正装置を装着するため、マウスピースの厚み分、歯が沈み込む(圧下)ことがあります。

歯が沈み込むと、これまで噛み合っていた部分にスペースができ、食べ物をうまく咀嚼できなかったり、噛み切れなくなったりと不便を感じることがあります。

沈み込みが起きた場合はマウスピースの一部をカットするなどの対処を行います。

4 後戻りしてしまった

マウスピース矯正が完了した後も、整えた歯並びを固定させるための保定装置(リテーナー)を装着する必要があります。

積極的に歯を動かす矯正期間が終わった解放感から、保定装置の装着をサボってしまうと歯並びが再び乱れてしまいます

長い期間をかけて矯正治療を受けたのに、再び歯列が乱れることで失敗したと感じる方が少なくありません。乱れた歯列は再度矯正治療を行う必要があります。

また、治療期間中にマウスピースを外す時間が長い場合も後戻りが起きてしまいます。治療計画が狂い、治療期間が長くなったり、追加のマウスピースが必要になることもあります。

参考:マウスピース矯正とは?併せてばなな矯正歯科恵比寿のマウスピース矯正をご紹介

マウスピース矯正が失敗する原因は?

マウスピース矯正で失敗しないために原因を知っておきましょう

マウスピース矯正の失敗には、大きく4つの原因に分けられます。一人ひとりの状態や使用環境によっても異なりますが、マウスピース矯正を検討している方は、失敗につながる原因をよく把握してから始めましょう。

マウスピース矯正が失敗する原因を解説します。

1 装着時間が守られていない

マウスピース矯正は、マウスピースが装着されていない間は矯正効果を発揮できません。そのため、食事や歯磨きなどで装置が取り外されている時間が長いと、思うように歯が動かないのです。

マウスピース矯正は、1日に20~22時間ほどの装着が必要です。
装着時間が短い場合は歯の動きが足りず、治療計画に狂いが生じます。

食事と歯磨き以外の時間は常にマウスピースを装着します。歯科医師から指示された装着時間が守られていないと、治療はスムーズに進みません。

2 自分の歯並びに適していない

マウスピース矯正は、軽度~中度(軽いデコボコ・一部のスペース・矯正治療後の後戻りなど)の歯並びに適している矯正方法です。そのため、自分の歯並びや噛み合わせに適していない矯正治療は、歯並びが改善されるどころか悪化させる原因となり得ます。

参考:公益社団法人 日本矯正歯科学会 ポジションステートメント マウスピース型矯正装置による治療に関する見解

マウスピース矯正の種類にも、それぞれ得意な歯並びや適応範囲があります。安さや手軽さで安易に選ぶと、失敗する可能性が高まることも。矯正装置を選ぶときは、慎重に検討することが大切です。

3 実績の少ない歯科医師のもとで治療を受けた

マウスピース矯正は専用ソフトが治療計画を作成しますが、最終的な微調整は歯科医師の手で行います。

マウスピース矯正に関する専門的な知識が乏しい歯科医師のもとでの治療は、専用ソフトが作成した治療計画を鵜呑みにしている可能性があります。

膨大なデータから作成される治療計画の精度は高いですが、一人ひとりに合ったより精密な治療計画は歯科医師の判断で行う必要があります。

経験の少ない歯科医師よりも、マウスピース矯正の特性を理解した歯科医師のもとで治療を受けるほうが安心であるといえます。

参考:公益社団法人 日本矯正歯科学会 ポジションステートメント マウスピース型矯正装置による治療に関する見解

4 口内環境や装置の手入れを怠った

矯正期間中のお口の中は、装置が邪魔をしてむし歯や歯周病リスクが高い状態です。

むし歯ができてしまうと、矯正治療を一旦ストップさせてむし歯治療を優先して行います。被せ物や詰め物の治療では噛み合わせが変わるため、新たにマウスピースを作り直さなければならないケースもあります。

取り外したマウスピースは清潔な状態に保つ必要があります。いくら歯をきれいに磨いていても、汚れたままのマウスピースは細菌を繁殖させる温床となってしまいます。

マウスピース矯正の失敗を回避するコツ

長い期間と、決して安いとは言えない費用を費やして受ける矯正治療を、失敗に終わらせないために、いくつかのポイントを意識することが大切です。ここで紹介するポイントを実践し、失敗を未然に防ぐようにしましょう。

マウスピース矯正の失敗を回避するコツを4つ紹介します。

1 信頼できる歯科医師がいる医院を選ぶ

マウスピース矯正で失敗しないためのコツに、信頼できる歯科医師がいること、マウスピース矯正の症例数が多い歯科医院を選ぶことです。

それぞれの矯正装置に特徴があるように、マウスピース矯正にも利点・欠点があります。それらを踏まえてマウスピース矯正ができるかどうかの判断や、専門的な知識を持ち合わせている歯科医師に任せることで、マウスピース矯正で失敗する可能性が下がるでしょう。

また、歯科医師ときちんとコミュニケーションが取れる環境であることも大切です。歯科医師が忙しく相談の時間が取れないと、不安を解消したり信頼関係を築いたりすることは難しいでしょう。

2 装着時間をしっかり守る

マウスピース矯正は、装着時間や使用方法をしっかりと守る前提で治療計画が作成されます。

そのため、歯科医師からの指示を守らなかったり、装着時間が不足したりすると、治療計画通りに歯が動きません

自己判断でマウスピース矯正を進めてしまうと、マウスピースの作り直しや、治療期間の延長、費用の追加など、想定外のことが起こりやすくなります。

歯科医師に任せっきりにするのではなく、徹底した自己管理が必要不可欠です。

参考:公益社団法人 日本矯正歯科学会 ポジションステートメント マウスピース型矯正装置による治療に関する見解

3 むし歯や歯周病にならないよう歯を磨く

矯正期間中は、これまで以上に丁寧な歯磨きを行いましょう。

むし歯や歯周病になると矯正治療が中断されるため、お口の中を清潔な状態に保つようにしましょう。

具体的には、毎日の歯磨きに加えてデンタルフロスや歯間ブラシ、デンタルリンスなどの清掃補助器具を活用します。方法がわからない方は、歯科医院で聞いてみてくださいね。

4 違和感を覚えたらすぐに相談する

マウスピース装着時に違和感を覚えるようであれば、小さなことでも医師に相談するようにしましょう。放置してしまうと想定外の方向に歯が動いてしまい、軌道修正に時間がかかる恐れがあります。

また、無理に装着を続けることで、歯ぐきに傷を付けてしまう可能性もあります。

小さなことでも気軽に相談できるよう、日ごろから歯科医師とコミュニケーションを取っておくと安心です。通院回数が少ないことから遠方の歯科医院を選んだためにすぐに来院することが難しい場合は、電話やLINEなどで相談する方法もあります。

まとめ

マウスピース矯正の失敗例をみると「自分も失敗してしまうのでは…」と不安を感じる方もいるでしょう。失敗を避けるためには、以下のポイントを意識してみましょう。

  • 装着時間や歯科医師の指示をきちんと守る
  • 信頼できる歯科医師のもとで治療を開始する

マウスピース矯正は、自分でいつでも取り外しできる手軽さから、安易に決定してしまう方が増えています。

マウスピース矯正であれ、ワイヤー矯正であれ同じ矯正治療です。矯正治療に関して気になることや不安なことがあれば、ばなな矯正歯科恵比寿へご相談ください。

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